TOP樹状細胞について>樹状細胞にとって、がんは専門外

私どもは樹状細胞の培養技術については、他で行われている方法以外の独自技術を含め、すでに確立しております。(もっとも、基本的な細胞培養技術があれば、樹状細胞の培養自体は誰でもできます)樹状細胞は、体内では、感染症対応に重要な役割をする細胞です。がんの転移には関与していますが、がん細胞を認識し、攻撃する機能や役割はもっていません。

がん細胞を認識し、攻撃する能力を生まれながらに備えるNK細胞を、そのまま、がん治療に用いる治療法の開発は、「ゴールがあることは分かっているが、具体的にどうすればいいのか」という方法論の問題でした。ところが、がんに関しては「門外漢」あるいは、「専門外」である樹状細胞を、がん治療に用いるのは、「答えがないのかもしれない」ことへの挑戦です。実際、越えるべきハードルがいくつもあります。ある特殊な用途以外、実用に供するレベルではない、と考え、医療機関向けサービスメニューには加えておりません。各研究機関で治療方法の開発努力が盛んに行われており、メディアでの発表も多いのですが、それだけまだまだ、初期の研究段階を脱していない、ということです。