TOP>CTL療法とは

CTL療法(Cytotoxic T-lymphocyte Therapy:細胞傷害性Tリンパ球療法)

ANK療法以外のもう一つの免疫細胞療法

NK細胞以外にも、がん細胞を攻撃するものとしてCTL細胞があります。
CTL療法は、獲得免疫を用いる免疫細胞療法の中では最強のものです。
ANK療法を実施する医療機関では、CTL療法も提供することがあります。但し、いくつか条件があり、実際にお引き受けできる方は、ANK療法を受けられる方の2割以下です。

CTL療法を受けられる条件

  •   ・患者さんご本人の体内から取り出した腫瘍を標的としてご提供いただける方
  •   ・ANK療法1クール(標準量の点滴12回)以上、受けられる方
  •   ・リンパ球分離採取を行われる方 (全血採血からの培養はお受けできません)
       ※ CTL療法は、無料で提供させていただいております

血液から採りだしたT細胞の中で、がん細胞を攻撃するものはごく僅かに過ぎません。漠然とT細胞を活性化させる、あるいは、増殖させる、という手法では、ほぼ戦力になりません。T細胞を、がん治療に用いるためには、患者さんご本人の体内から取り出された「生きているがん細胞集団」を標的として、絶えず刺激をしながら、患者さん体内にいたがん細胞と「型が合う」ものだけを大量に増殖させる必要があります。 NK細胞は生まれながらに、どんながん細胞でも攻撃する能力をもっていますが、T細胞は、がん細胞を攻撃するために生まれたのではないのです。

なお、CTL作成に用いるキラーT細胞は、ナイーブといいますが、血液中から取り出したばかりの、まだ若い段階のものである必要があります。大事な「青春期」に、標的が存在しない状態で数を増やしてしまうと、もう標的を覚えなくなってしまいます。

本来、キラーT細胞に標的を教育し、実際に、がん細胞を攻撃することを確認したものをCTL細胞と呼んでいます。最近では、単に人工ペプチドなど、特定抗原物質に反応しただけで、がん細胞を攻撃することを確認していないものまでCTLと呼ぶ風潮が蔓延しております。実際のがん治療に使えるのは、あくまで、がん細胞を本当に攻撃するものに限ります。こうしたオーソドックスなCTLを通常メニューとして治療用に提供しているのは、国内では、ANK療法を実施している医療機関だけ(?)のようです。

CTL の制約条件の詳細は次ページの通りです。