TOP>ANK自己リンパ球免疫療法(ANK療法)とは

ANK自己リンパ球免疫療法(Amplified Natural Killer Therapy)

原理はシンプルです。

患者さんご自身のリンパ球を取り出し、その中のNK細胞を選択的に活性化・増殖させ、点滴で体内に戻す、というものです。元々、体の中にあり、がん細胞を攻撃するのが本職のNK細胞の機能をそのまま引き出して使う、ということです。

ANK免疫細胞療法

免疫細胞療法の原理については、「 免疫細胞の原点 」をお読みください)

がん患者さんは、これまで調べた限り、例外なく、体内のNK細胞の活性が下がっています。NK細胞は、活性が高ければ、どんながん細胞でも攻撃します。このタイプのがん細胞は攻撃しない、と確認されたものは一つもありません。但し、がん細胞の性質によって、攻撃する効率が異なります。 ところが、NK細胞の活性が下がってくると、攻撃力が落ち、また、攻撃しないタイプのがん細胞が増えてきます。(大学の実験でよく使われる研究用にセルライン化されたNK細胞は活性が低く、しかも特殊な選別を受けたNK細胞ですので、殺さないタイプのがん細胞が沢山、存在します。)更に活性が下がると、殆どがんを攻撃しなくなります。NK細胞を中心とする、がんに対する免疫抑止力は、防波堤に喩えることができます。がんの津波は、小さいこともあれば、異常なストレス、放射線や化学物質、ウイルスなどが原因となって、大きな津波となって押し寄せることもあります。防波堤が高ければ、多少の津波に対しても平気ですが、それでも、巨大な津波には耐えられません。或いは、防波堤が低い人は、簡単に津波に乗り越えられてしまいます。ひとたび、防波堤が破られれば、がん細胞は強力な免疫抑制を仕掛け、防波堤が崩れ、低くなってしまい、どんどん、がんの波が乗り越えてしまいます。こうなると、際限ない、がんの増殖を許すことになります。波は常に押し寄せてきます。どんなに、防波堤を乗り越えた洪水を処理したつもりでも、防波堤が破れたままでは、すぐに新たな津波にやられます。防波堤を再建しない限り、がんを「治す」ことにはなりません。