TOP>樹状細胞について

樹状細胞療法は、体内のキラーT細胞に、がんの情報を与えて、特定のがん細胞を攻撃するCTLにする、としています。

樹状細胞は、がん細胞を攻撃しません。
バクテリアやウイルスを認識する優れたセンサーTLR群を備えますが、がん細胞を認識するシステムは持っていません。
樹状細胞を用いて、実際に、がん細胞を破壊する「本物」のCTLを誘導できたケースは、非常に特殊な場合を除いて、ほとんどありません。

強い免疫抑制下にある、がん患者体内において、樹状細胞が、がん細胞の情報を提供できたとしても、元々、生きたがん細胞を目の前にして、攻撃できない抑制された免疫系が反応するとは、考えにくいものがあります。

  1. 樹状細胞にとって、がんは専門外
  2. 樹状細胞の本来の機能(感染防御)
  3. 適切な標的がん細胞を入手できれば、樹状細胞は必要ない
  4. 樹状細胞療法の研究は、適切な標的がん細胞が入手できない場合を想定
  5. 樹状細胞に情報を伝えるのは非常に難しい
  6. がん特異抗原は、果たして存在するのか?
  7. 免疫細胞療法の原点 何故、体外培養なのか