TOP免疫はがん治療の主役>標準治療の限界

健康保険が適用になる標準治療(外科手術、放射線療法、抗がん剤)は、「がんを攻撃する」ことだけを意識して設計されました。「目」で見ることができ、手術で取り除くことができる大きな腫瘍の塊、画像診断で検出可能な、顕著で、大きな腫瘍組織、目に見えるものを潰せばいい、そうした考え方から、がん治療の基本設計がなされてしまいました。ところが、患者さんの命を奪う悪性度の高いがん、つまり活発に転移し、増殖するタイプのがんは、たとえ小さくても、危険な存在です。生き残った一部が、勢いを得れば、あっという間に全身に広がり、手に負えなくなります。がんを叩いても、体内で、がんを抑える免疫システムにも打撃を与えてしまえば、結局、がんの勢いを止めることができなくなってしまいます。なお、標準治療のエビデンスを求める際に、免疫システムへの打撃という副作用は、最初から測定されていません。

畑に害虫が発生したので、農薬を撒き、害虫がいなくなった、高い奏効率だ、と思っていると、害虫を食べる鳥が農薬により全滅し、生き残った害虫が猛烈に増殖、あっという間に、作物は全滅。標準治療の考え方は、農薬の考え方と似ています。

標準治療は、原発性の初期がんを一時的に叩くものです。転移しないタイプのがんであれば、それで治療は終了です。問題は、再発や遠隔転移です。外科手術は分散してしまった微小がんには対応できません。放射線も全身照射はできません。再発や遠隔転移となれば、基本的な治療法として抗がん剤を使うしかありません。ところが伝統的な抗がん剤である化学療法剤は、薬剤耐性を招き、効果がなくなる時がきます。更に免疫系に打撃を与え、中長期的には、がんの増殖を加速させることになります。患者の生命力を傷めず、むしろ回復させ、微小分散がんを全身すみずみまで叩くには、現状、免疫の力を利用するしかありません。がんには、転移し難い、危険度の低いものから、活発に転移する危険なタイプが存在し、悪性度が高い転移傾向の強いがんの場合は、標準治療では殆ど治らないことは明らかになっています。

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