TOP免疫はがん治療の主役>がんの増殖を抑える免疫監視機構

私達の体内では、がん細胞が毎日発生しており、「免疫監視機構」が、見つけ次第にがんを殺すことで、がんの増殖を抑えている、と考えられています。バーネット卿仮説と呼ばれます。免疫監視機構は、がん細胞を攻撃しますが、がん細胞もまた、目の上の瘤である免疫監視機構を眠らせようとします。そのため、免疫の勢いが強いと、がんは増殖することなく抑え込まれたままで、大きな腫瘍になることはありません。ところが、一旦、がんの勢いが免疫の抑止力を上回ってしまうと、がんは、強力に、免疫を眠らせ、更に勢いを得てしまいます。免疫力と、がんの勢い、どちらにバランスが傾くかによって、明暗が分かれてしまいます。がん患者さんの体内は、強い免疫抑制状態にあり、免疫力ががんの勢いに押された状態になっています。

がんをいくら叩いたつもりでも、免疫力が低下した状態で治療を終えると、がんは猛烈に増殖します。がん治療は、免疫監視機構を再建させた状態で終わる必要があります。