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2018年11月22日

  

がん, 免疫

まず大前提として「標準治療だけでは進行がんを克服できない」のです。

多くの場合、ある程度の効果はみられ、進行がんでなければ助かる人も大勢います。ただ再発・転移を繰り返すとやがて手がなくなっていきます。

 

免疫療法か標準治療かどちらを選ぶかで迷う人のお話をきくこともありますが、ANK療法実施医師の基本スタンスは、標準治療もANK療法も受けていただく、というものです。もちろん、抗がん剤が効きにくいとか、ほとんど効かないケースもありますので、実際の治療方針は患者さんごとに異なります。

 

標準治療「だけ」では命が助からない進行がんであっても、非常に強い免疫刺激により、がんが消失し再発しない現象は昔から知られ、今でもみられることがあります。やはり進行がん克服の鍵を握るのは免疫なのです。 

 

但し、永年の試行錯誤や研究から強烈な免疫刺激以外は効果がないことが明らかになっています。サプリや食事、体温をあげる、という日常生活の延長線上のマイルドなものでは、がんによって眠らされている免疫はまず滅多なことでは目覚めないことが知られています。

 

 

免疫療法といっても、薬物を投与する免疫治療薬と、免疫細胞を体の外で培養してから体内に戻す免疫細胞療法はまるで異なるものです。

 

免疫治療薬代表格世界標準となっているのはハーセプチンアービタックスリツキサンなど、NK細胞の攻撃性を高めるADCC活性を利用する分子標的薬です。免疫治療薬というと免疫チェックポイント阻害薬のことしか書いていないHPが多いですが、それは事実誤認も甚だしいです。 今のところ実用化された免疫チェックポイント阻害薬はT細胞をある程度目覚めさせるのですが、それでは攻撃力が弱く、攻撃対象となるがんが限られ、正常細胞も攻撃するので自己免疫疾患を招きます。やはりがん細胞を狙い撃てるNK細胞を動員するのが本筋です。

 

(続く)

 

 

 

 

 

 

 

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