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2017年03月18日

  

えとせとら, がん

2017.3.18.

タイトルに (2) がついていますが
(1) に相当するものは、
2008年にアップしたものです。

時間がたってますので、多少、
重複したことも書かせていただきます。
厚生労働省内、厚生記者クラブで
LDLコレステロール値は、高くても
特に健康被害は見受けられないが
低い場合、特に男性で低い場合
がんを含め、重篤な疾病により
死亡率が顕著に高くなるという
大規模で長期間に及ぶ疫学調査が
発表されました。
あれから10年近くが過ぎましたが、
このところようやく、
コレステロールが体に悪いなどという
作り話に、科学的根拠はないことが
知られるようになってきました。

ただ、がんとの関係については
がん研究センターをはじめ、
LDLコレステロールが低いから
がんになったというより
進行性大腸がんの場合は、
LDLコレステロールが低くなる
ことがあるので、調査開始時点で
すでに、がんになっていた人は
LDLコレステロール値も低くなり
これを統計処理してしまうと
LDLコレステロールが低い人が
がんになって、亡くなりやすいように
見えてしまう、
という問題等を指摘しています。

統計処理というのは、実は因果関係を
特定することはできません。

この場合、「LDLコレステロールが低い」という
事象と、「がんになって、短期間で亡くなる」という事象に
正の相関関係はあるのですが、どっちか一方が、他方の
原因になっているのかどうかはわかりません。

LDLコレステロールが低いから、がんになりやすいのか
がんになっている人が統計値に入り込んでくるのであって
こういう人は、LDLコレステロールが低くなっている、のか。
あるいは、第三の真の原因があって、その第三因子によって
LDLコレステロールが低くなり、がんにもなりやすくなる、のか。
第三因子が真の原因である場合は、LDLコレステロール値と
がんのなりやすさは、何の因果関係もない、という結論になります。
統計処理だけでは、因果関係を
証明することはできません。

ちなみに、統計上の精度をあげる努力をしても
やはり、LDLコレステロールが低いと
がんになりやすいように見える傾向は
残り続けます。
もっとも、因果関係であろうが、そうでなかろうが
LDLコレステロール値が、極端に低い男性の場合は
それによって、がんになるのか、すでにがんが進行しているから
LDLコレステロール値が下がっているのか、そんなことは
どっちであろうが、どのみち、よろしくない傾向であることに
かわりありません。

かといって、LDLコレステロール値を測定して
それで、がんの診断にする、というほど精度はあるのか、と。

さて、コレステロールの善玉、悪玉ばなしが
あまりに定着していますが、これは医療特有の
「言葉のまやかし」です。

いつも申し上げていますが、お医者さんを
つかまえて、善玉と悪玉、それぞれのコレステロールが
どう違うのかを、化学構造式を書いて、わかるように
説明してほしい、と質問すれば、誰もまともに
答えることはできません。

なぜなら、そんなものは、「存在しない」からです。

善玉コレステロールとか、悪玉コレステロールとかいう
コレステロールの区別は、存在しないのです。
まず、LDLは悪で、HDLは善だと、勝手に決めた
わけですね。

特に科学的根拠はないのですが。
コレステロールには、エステルフォームか、フリーフォームか
といった誘導体は存在しますが、基本的に、コレステロールは
一種類であり、善玉も悪玉もありません。

HDLや、LDLは、コレステロールではありません。
HDLは、肝臓などでつくられる
油の団子です。
実際の形は、ディスク状。 薄い円盤です。
成分は、中性脂肪や、リン脂質、脂肪酸、など
体に必要な油性物質の集合体で、コレステロールも
多少、含まれてります。
基本的に水性である血液を介して、体内に油を運ぶのに
団子をつくり、そこには、水にも油にも溶ける
洗剤のような役割を果たすアポリポプロテインが
含まれ、血液に油の塊が馴染むようになっています。

HDLが体内を巡る過程で、油分が入れ替わっていきます。
油の配給と回収をやっているのです。

やがて、比重が小さくなってくると、厳密な境界はないのですが
LDLと呼ばれるようになり、形状も球状になっていきます。

ただし、LDLは、全てがHDLから変化したものとは
限らないようで、他の臓器で、LDLとしてつくられるものもある、、、
ようですね、としか言えません。
この手の話は、ほんとうのところはよくわからないのです。
体の中は見えませんし、複雑ですから。
要するに、HDLとか、LDLとか、
言葉の上で分けていますが境界は曖昧であり、
また、成分構成も、実際には、いろんなのがある
ということなのです。

HDLが
善で、LDLが悪で
HDLが高いとよく、LDLが低いと悪い
と科学的根拠なく決めたのですが
実態は、両者は独立した別物ではありません。
で。

LDLとHDLの話は、コレステロールとは
分けて考えるべきです。
構成成分の一部にコレステロールが
含まれているからといって
基本的には、別もの。
LDLコレステロールと書いてあっても
それは、とりえず、LDLと読んでおいた方が
正確です。
基本的に、体に必要なものは
必要なだけ用意されるようになっています。

HDLもLDLも、必要なだけ用意されますので
善も悪もないのです。
数値が高いとか低いとか、多少のことは
気にする必要はないのです。
そして、非常に高いと考えられる場合
とりあえず、健康上の問題はみつかっていません。
それも高いといっても、他の人より高いようです、
というだけで、適切な数値はいくらか、ということは
わかりません。

低い場合、あまりにも極端に低い場合
体に必要なものが、極端に低い場合は
何か問題があるのかもしれませんが
HDLは、いくら低くても、何かが問題
ということはみつかっていません。

LDLが極端に低い場合、女性の場合は
まあ、特に、それほど、
どーこー言わなくても、、、
というレベルです。

LDLが極端に低い男性の場合。

詳細はわかりませんが、どうも何かよくないようですよ。。。。
ということは言えるようです。

 

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