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2018年09月18日

  

がん, 免疫

がん細胞は正常細胞のミスコピーという考え方は昔からあり通説となっています。

 

根拠は曖昧なのですが今のところ他に、がん発生メカニズムについての決定的な仮説が見当たりません。

 

はたして本当にミスコピーなんかでがん細胞が発生するのでしょうか。

 

がん細胞が免疫抑制をかける仕組みや転移のメカニズムが非常に精緻なものであることがわかっています。

 

免疫細胞は互いにサイトカインを放出して連絡を取り合います。

高活性NK細胞は大量のγインターフェロンなどを放出しますがγインターフェロンを筋肉に注射しても、うまくいきません。

 

自然に存在する量の数百万倍投与することで効果はでますが今度は副作用が強過ぎました。

注射するのと免疫細胞が放出するのとでは何が違うのでしょうか。

 

免疫細胞はサイトカイン類をカクテルに混ぜて放出します。

膜で包まれた小胞体エクソームにカクテルを詰めて放出する現象も知られています。 

エクソームには通常、特定タイプの細胞がもつ鍵孔に合う鍵のようなものがついています。 

 

サイトカインは封筒に詰めて宛名を書いてから発送される、そんなイメージです。

 

カクテルの配合を少し変えても「意味」がかわるようです。

 

単純な物質であっても微妙な組み合わせや「封筒」を使うことで複雑な暗号信号となります。

 

 

がん細胞は免疫細胞が使う暗号表を解読しています。

 

「偽信号」を発信して免疫細胞を「騙し」免疫抑制を誘導します。

   

がん細胞の元は上皮細胞です。 

 

上皮細胞がミスコピーされた出来損ないが「たまたま」免疫細胞の暗号表を解読し高度な欺瞞信号を繰り出して本職の免疫細胞以上の諜報戦により免疫抑制をかける、ここがどうにも解せない点の一つです。

 

また「kill me」シグナルの存在も知られています。 

 

がん細胞が自分で免疫細胞に自分はがん細胞だから攻撃する様にと信号を送るのです。

 

続きはまた。

 

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